島根半島による天然の防波堤遮蔽された良港である境港は、天然クロマグロと紅ズワイガニの水揚げ日本一であるとともに、魚種の豊富さでも日本海屈指の「おいしい港」です。
そんな豊かな海を守るために、境港で行われている小学生にも身近な「魚食」給食を起点に、海をとりまく問題を学びます。
またオリジナル商品の開発を通し、私たちの海を守るために何ができるかを考え、境港の海のすばらしさを発信していきます。
私たちの海の課題
温暖化による海水温の上昇
温暖化で海の水温が上昇すると境港の海にいたお魚が少なくなって、暑いところにいるはずのお魚がやってきたりして海の環境がかわってしまいます。二酸化炭素のはいしゅつをおさえ、みんなで海を守っていこうね。また、地元の会社が行っている取り組みも学ぼうね!
海洋プラスチックごみ問題
毎年800トン以上のプラスチックごみが海に流れ込んでいて2025年には魚よりもごみのほうが多くなるかもしれないって言われているんだ。ひとりひとりが「リデュース、リユース、リサイクル」の3Rを意識して生活しようね。
工業/生活排水の問題
海の汚れの大きな原因は工場排水や人間の生活排水による汚れなんだ。台所やお風呂、トイレの生活排水が海を汚していることを意識して少しでも海に優しく
私たちが参加しました

鳥取県立境港総合技術高等学校
平成15年、「鳥取県立境水産高等学校」、「鳥取県立境港工業高等学校」の2校と「鳥取県立境高等学校家庭学科」が統合されて、水産、工業、商業、家庭学科のある総合選択制高等学校として開校しました。県内唯一の海洋にかかわる高等学校であり、海洋科、食品・ビジネス科の卒業生の多くは、地元の水産関連産業を支える人材となっています。サバの缶詰実習は、境水産高等学校時代から続いており、半世紀以上にわたる伝統実習です。高校生が作る缶詰は地域でも人気となっています。

境港市立上道小学校
明治6年に開校し,およそ150年の歴史ある学校です。学校のシンボルは「いちょうの木」で、子どもたちは「いちょうっ子」の愛称で呼ばれています。1年生~6年生までとても仲が良く、キャッチフレーズは「明日も行きたい私の学校」です。
- まなび
- たいけん
- かいはつ
たいけん
鳥取県の海洋練習船「若鳥丸」に乗船してみよう!そして、船内の操舵室から双眼鏡で地元の海を見てみよう!
食堂ではサバに実際に触れてみよう!生サバと冷凍のサバが並んでいるけど、どっちが新鮮かわかるかな?
見分け方を高校生に聞いてみようね。また、実際にサバの缶詰めを試食して味わおう。
みなさんの感想
高校生の感想
- 高校生(海洋科)
船内での見学では、実習の写真等を見て興味を持ってくれました。
きょうの授業を通じて小学生がこれからもっと地元に海に興味を持ってくれたら嬉しいです。 - 高校生(食品・ビジネス科)
今回のような取組を通して多くの人に海の大切さを伝える活動が大切だと思いました。
小学生の感想
- 男の子①
いろいろな人に、「海にはさばやいわしなどの美味しい魚がたくさんいるから汚したらいけないよ」と教えてあげるようにします。 - 女の子①
生サバはツヤツヤしていて、冷凍サバは少し血がにじんでいることが学べて面白かったです。
海を守るために、リデュース、リユース、リサイクルに努め、海のゴミ拾うボランティアにも参加したいです。 - 男の子②
船に乗って、かじを回したり、サバ缶が食べれて楽しかったです。
境港ではサバ、アジ、イワシがたくさんとれることは初めて知りました。境港の海に問題があることも学べました。
二酸化炭素を出さないよう、おつかいに出かけるときはビニール袋をもらわないようにします。
鳥取のテーマ食材を使って、自宅で楽しんでいただける郷土食レシピをご用意しました。
STAY HOMEの中で地域の海を考えるきっかけになれば幸いです。

レシピ紹介店:美酒佳肴 ゆらく
- サバ1尾 ※お好みの量で
- ★ダシ
和風だし汁(昆布/和風粉末だしの素など)1,000ml - 玉ねぎスライス1個
- みりん90cc
- 薬味(ポン酢/わさび/小口ネギ/もみじおろし)
- 薄口しょうゆ90cc
- サバ1尾 ※お好みの量で
- 玉ねぎスライス1個
- 薬味(ポン酢/わさび/小口ネギ/もみじおろし)
- ★ダシ
和風だし汁
(昆布/和風粉末だしの素など)1,000ml - みりん90cc
- 薄口しょうゆ90cc
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1. サバを3枚におろし、血合いを取り除き水分を拭き取る
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2. 腹骨をそぎ、中骨を抜く
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3. 皮を取り除く
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4. 薄切りにする
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※ポイント
身をぎざぎざにそぐことでより食感が楽しめます -
5. 盛り付け
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6. ダシの材料をあわせ、煮立てる
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7. スライス玉ねぎを加え、玉ねぎがしんなりしてきたらサバをしゃぶしゃぶして出来上がり



