福島県いわき市沿岸に広がる海は、親潮と黒潮がぶつかることで生まれる「潮目の海」として知られ、そこで獲れる豊かな海産物は「常磐もの」として全国に流通しています。
しかし、近年は海水温の上昇による漁獲量の減少などの問題もあり、「常磐ものブランド」存続のためには、一人一人が海の現状を知り、守り継いでいく意識を高めていかなければなりません。
イベントでは、地元の小学生にいわき海星高校の実習船「福島丸」や常磐ものの顔「サンマ」の生態について学んでもらい、地元の海の素晴らしさや面白さを知ってもらいます。
私たちの海の課題
地球温暖化による海水温上昇の問題
地球温暖化による海水温の上昇が世界的な問題となっていて、福島県の沿岸部でもどのような影響を与えているのかな。地球温暖化を食い止めるため、私たちにできることはなんだろう。
サンマの水揚げ量減少問題
「常磐もの」の代表格サンマ。実は年々水揚げ量が減っているんだよ。なぜサンマは減っているのかな?近い将来、気軽にサンマが食べられなくなるかも。
「常磐もの」を全国に広めよう
いわき市で水揚げされる魚などは「常磐もの」の愛称で親しまれているよ。今後、全国に「常磐もの」を広めるため、どのような商品を作ればいいかな。
私たちが参加しました

福島県立いわき海星高校
全国有数の港町にある福島県いわき市小名浜の風光明媚な県立三崎公園のふもとに位置しています。福島県唯一の水産・海洋系高等学校として、創立85年の歴史があり、昭和9年4月、県内水産業界の人材養成の目的に、福島県水産試験場に福島県水産講習所が併設されたのが本校のはじまりです。現在は、本科に海洋科、食品システム科、情報通信科、海洋工学科の4学科12クラスと専攻科に海洋科、無線通信科、機関科の3学科6クラスを有しています。

福島県の小学校5校
当日は、福島県の小学校5校から合わせて12人が参加したよ。
- まなび
- たいけん
- かいはつ
まなび
「常磐もの」の代表格・サンマの生態について知識を深めよう。
秋の味覚の代表格・サンマはいわき市で多く水揚げされています。
サンマがどのような魚で、どのように海で生活しているか学びましょう。
いわきの海は豊かな漁場!
潮目の海という言葉を聞いたことありますか?なぜいわき市の海が豊かな漁場なのか、
そこで水揚げされる「常磐もの」について学びましょう。
たいけん
全国の水族館で唯一サンマを飼育しているアクアマリンふくしまでサンマのエサやりを体験しよう。
サンマはどのように泳ぐかな?そしてなかなか見ることができないサンマの稚魚(子ども)を観察してみよう。
そしてサンマの魚拓を取ってみよう!
みなさんの感想
高校生の感想
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海と日本プロジェクト2020Sea級グルメスタジアムin福島を通じて県内の小学生たちに現在、抱えている海の課題をはじめ福島の海のすばらしさを知ってもらえて良かったです。
このようなことを知った小学生の力を借りて、福島の海と地域の郷土料理をアピールする新商品を作りだし、売り出したいと思っています。
小学生の感想
- 男の子①
サンマの飼育が難しいのは分かり、サンマを飼育しているアクアマリンふくしまを誇らしく思いました。 - 男の子②
きょうの体験でもっと海のことを知って、海のものを味わって食べたいと感じました。 - 男の子③
これから海にゴミを捨てないなど海の環境について考えたいです。
福島のテーマ食材を使って、自宅で楽しんでいただける郷土食レシピをご用意しました。
STAY HOMEの中で地域の海を考えるきっかけになれば幸いです。

- サンマ3尾
- ネギ1/2本(青い部分の方)
- 生姜1かけ~2かけ
- 味噌大さじ1弱
- 大葉やゴマお好みで
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1. サンマを3枚に下ろし、ミキサーや包丁を使ってミンチ状にします。
その際、ネギ、生姜を荒いみじん切りにし、サンマと味噌を合わせます。 -
2. ミンチにしたサンマを小判型に形を整え、そのままフライパンで焼いていきます。
サンマから脂がでるので、油は引かなくて大丈夫!
お好みで、大葉を両面に張り付けたり、ゴマをまぶして焼きましょう! -
3. 両面に焦げ目を付け、火が通れば完成!
プラスで大葉・ごまの他に、ニラ・ニンニク等をいれても美味しいですよ



